計画停電


画像





帰宅時、駅を一歩出ると前を歩いている人達の足が一斉に止まった。

停電であった。

街中が暗闇と化していた。
コウコウと灯りがついていた駅にいたため目が慣れず一歩外にでた瞬間
何も見えなくなる。白いガードレールがぼんやり見えるのでとにかく
それだけを頼りに歩く。

周りを見渡せば遥か彼方まで街灯、信号、家、マンションそれら全ての明かりが
消えており、また自動車、人の往来もなくシンと静まり返っていた。

まるでゴーストタウンである。
家路を急ぐ者たちの「ザクザクザク」という足音しかしなくなった。

しばらく歩くと目が慣れてきた。
気がつけば月と星が目に入ってきた。

ビルの灯かり、ネオンもないためとてもきれいな月、そして数多くちりばめられた
星々を見上げることができた。ふだん都会ではみられない夜空であり
周りの人も皆、空を見上げながら歩いている。

こんなに月明かりが強烈に明るいとは知らなかった。
夜道を歩くだけなら月明かりだけで十分である。


夜間スエットのままチャリで俳諧する中学生達、コンビニ前でタムロする若者
深夜にも関わらず小さい子供を引き連れてスーパーで買い物する主婦
コンビニで立ち読み、またパチンコに立ち寄るサラリーマンの姿が消えた。

家でもTVは見られない、ゲームは出来ない、PCは出来ない、仕方なく
家族全員がリビングに集まりろうそくの周りに肩を寄せ合って座る。
いつものTVを見ながらではなくお互いの目をみながら話をはじめる。

これらは忘れられていた古きよき時代の日本の風景ではないだろうか。
夜暗くなったらみんなそれぞれ自分の家に帰る。
居間に家族が集まり語り合いそして早い時間に寝る。

良く考えたら昔は頻繁に停電は起きていました。

これくらいの我慢なら我々はいくらでも出来るだろう。また環境にもよいはず。
少しでも協力になるのなら。

それに停電により今まで見えないものも見えてきた。

被災者のこと、また危険の中で復旧にむけ命をかけ頑張っている人たちのことを
いつも心に国民全員でがんばろう。






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック